
こんにちは!
さいたま市大宮駅から徒歩5分
個室サロンCISEIの斉藤翼です。
「ショートにしたいけど、どの美容室に行っても止められる」
そんなお悩みを抱えてご来店くださったお客様のお話です。
髪を拝見してみると、毛先にはしっかりとした縮毛矯正の跡。かなり強めにかかっています。
これ、僕たち美容師がショートをためらう、まさに典型的なパターンなんです。
ただ、お客様ご本人にはその自覚がほとんどないこと。決して珍しいことではありません。
というのも、ロングやミディアムのうちは、毛先のシャキッとした硬さってそれほど気にならないんですよね。ところがショートにした途端、その部分が一気に表面に出てきてしまう。
だから、急に「あれ?」となる。
まずは、こちらをご覧ください。


「本当にこんなに変わるんですか?違う人でしょ」
とよく聞かれるのですが、実は左右どちらも同じお客様です。
写真だけ見ると、かなり劇的な変化に見えると思います。
ただ、いきなりこの仕上がりになったわけではありません。
髪の状態を見極めて、カットで残すところ、抑えるところ、縮毛矯正で整えるところを一つずつ判断しています。
では、どうやってこのような劇的チェンジになったのか。
少しずつ説明していきます。
「ものすごく強くかけられた縮毛矯正のロング、ミディアムヘアをショートにしたらどうなるのか?」
「短くしたら広がりそう」
「毛先がツンツンして不自然になりそう」
「ヘルメットみたいになったらどうしよう」
——不安ですよね。よくわかります。
何も考えずに切れば、必ずそうなります。
カットだけでは正直、想像を絶する仕上がりになることもあります。
ヘルメットを通り越して、クレオパトラのような……
いや、うまい言葉が見つからないくらいなんです。
そして先程少しふれましたが、「自分の矯正がそんなに強くかかっている」と気づいていない方が意外と多く、
気軽な気持ちでショートにして、収集がつかなくなる——そんなケースが実際にあります。
ただ、こういう場合はたいてい、一度は美容師に止められているはずなんです。
「もう少し長さを残したほうがいいですよ」
「必ずアイロンかブローはしてくださいね」
そんなふうに。
僕自身も何度も経験しています。
どれだけ一生懸命説明しても、なかなか伝わらないこともあって。
それどころか、
「カットで丸くできるでしょう?」
と言われてしまうことも……。
正直に言えば、カットで丸くしたり、柔らかく見せたりは「多少は」できます。
ただ、本当に多少なんです。
お客様が頭に描いているであろう形には、まずなりません。
そう例えるなら——
ソバージュやアフロ、ツイストスパイラルをパーマでかけて、そのぐりぐりの部分を「カットだけでストレートにして」と言っているようなもの。
こう言うと、少し伝わるでしょうか。
無理だな、と感じませんか?
それくらい、かかりすぎた矯正を「カットだけで」丸く柔らかくするのは、不可能に近いんです。




どうでしょうか?
カットだけならこれで仕上がりです。
これでカットだけでは厳しい現実をご理解頂けたかと思います。
ちなみに適当にカットしてはいません、、かなり計算してカットしています。
失敗でもなく、技術の低さを誤魔化しているわけでもありません。
整理すると、
ストレートになりすぎた髪をショートにすると、こんなことが起きます。
- ただ短く切るだけでは、不自然に見えやすい。
- 毛先が針のようにピンピンして見える。
- 動きが出ず、ヘルメットをかぶったように見える。
- ハチ周りだけボリュームが出て、頭が大きく見える。
- 根元と毛先の質感がバラバラに見える。
- 顔まわりが硬く、重く見える。
- 乾かしても、自然な丸みが出にくい。
——良いことなしですよね。
特にショートは、毛先の動きや丸みが、そのまま印象に出ます。
ロングやミディアムなら、長さの重みで自然に見えていた髪も、ショートにした瞬間、縮毛矯正のまっすぐさや毛先の硬さがふっと目立ってしまう。
だからこそ、ショートにおいては「矯正のかかり具合」がとても大事になります。
ロング・ミディアム・ボブとは、また違ったテクニックが必要なんです。
大切なのは、
- どこからどこに矯正が強く残っているのか。
- どこが膨らみやすいのか。
- どの長さなら、自然な丸みが出せるのか。
そこを正確に見極めること。これに尽きます。
縮毛矯正毛でも、自然なショートを諦めなくて大丈夫です
自然な柔らかいショートにできるかどうかは、髪質だけで決まるものではありません。
- 縮毛矯正の履歴。
- ハチ周りのボリューム。
- 髪質と髪の状態。
- 骨格。
そして、今後、縮毛矯正を続けたいのか、少しずつやめていきたいのか。
そういったことをすべて見た上で、今のあなたの髪でできる、一番扱いやすいショートをご提案します。
大切なのは、今の髪の状態に合わせて、縮毛矯正とカットをどう組み合わせるか。
今から諦めなくて良い理由を具体的に紹介していきます。
Before|ハチ周りが膨らみやすく、毛先に縮毛矯正が強く残る状態










ショートにしたときにハチが膨らむ方は、「とにかく軽くすれば収まる」と思われがちです。
でも実際は、軽くしすぎることで、かえって広がってしまうことも多いです。
特に矯正が残っている髪は、毛先がまっすぐで硬く見えやすい。だから軽くしすぎると、パサつきやすく、まとまりにくくなってしまいます。
膨らむ部分を無理に削るのではなく、
- 矯正で抑える部分をつくる。
- 仕上がりをイメージしながら、丸みを出す位置を調整する。
- 襟足にメリハリをつけて首に沿わせ、後頭部に奥行きを作る。
そうすることで、ハチ周りの張りを目立ちにくくできます。
事前に、「カットの技術で抑える場所」と「矯正で抑える場所」のバランスを計算しておく。
これが、ショート×縮毛矯正を成功させる秘訣です。
こうした考えを土台に、施術を進めていきます。
ちなみにハチとは
頭部の骨格において最も張り出している部分。
大体このあたり↓鉢巻きをつける位置、
ハチマキLINEです。


今回のお客様の場合——
今回のお客様のお悩みも、まさに「ハチ周りのボリュームが気になる」でした。
毛先には過去の縮毛矯正が強く残っていて、自然に曲がるというより、まっすぐピンと張りやすい状態。
ハチ周りが膨らみやすく、毛量も多い。
このまま何も考えずに短くしてしまえば、毛先がツンツンして、丸みのない硬いショートになってしまう可能性がありました。
「ショートにしたいのに、どの美容室でも止められてしまう」——そのお悩み、本当によくわかります。
美容師側から見ると、ハチ周りのボリューム、矯正の残り方、毛先の硬さがある髪は、ショートにしたときのリスクがどうしても高く見えるんです。
ただ、「リスクがある」ことと「ショートができない」ことは、別の話です。
今回でいうとかなりのハイリスク事例でした。
だからこそ、「矯正をしても、乾かすだけでは難しいかもしれない」「ワックスやバームで強めに抑える必要が出てくる」——そうした点を正直にお伝えし、ご納得いただいた上で施術に入りました。
もちろん、長さを残すご提案も合わせてしています。
それでも「リスクを取ってでも短くしたい」という強いご希望があれば、美容師として全力を尽くし、できる限りご希望に沿うショートに仕上げさせていただいてます。
After|毛先のピンピン感を抑えた、自然な丸みショートへ






Afterでは、ハチ周りの膨らみを抑えながら、自然な丸みの出るショートに仕上げました。
別人級の変化ですよね?
毛先は、まっすぐすぎる印象にならないよう、長さと重さを調整。
後頭部には丸みの出る位置を作り、襟足は首元に沿わせて収めています。
今回はカットだけで無理に形を作るのではなく、縮毛矯正も合わせて施術しました。
ただし、全体を強くまっすぐにするわけではありません。
ハチ周りの膨らみやすい部分、根元のくせ、毛先に残っている矯正の質感——それぞれを見ながら、必要な部分だけを整えるイメージです。
髪質や状態に合わせて薬剤を調整するのはもちろん、ご希望のスタイルによっては、セクションごとにかけ方を変える必要があります。
今回でいえば、襟足はシャープな印象になるようかかりを強く、トップはハリコシの出る薬剤を使い、かかりは柔らかく。そんな組み立てです。
ショート×縮毛矯正は、ベースカット・薬剤選定・熱入れが大切
ショート×縮毛矯正は、通常の矯正のテクニックだけでは、自然な仕上がりにはなりません。
ベースカット、薬剤選定、アイロンの熱入れ——この3つのバランスがすべてです。
そして、
どんな髪でも、状態をきちんと見極めれば、必ず選択肢はあります。
もちろん、すべての髪を一度で理想通りにできるわけではありません。
ダメージや過去の履歴によっては、少しずつ整えていく必要がある場合もあります。
でも、「今の髪でできる、一番自然な形」を探すことは、いつだってできます。
無理に短くしすぎず、必要な部分には矯正を合わせて、丸みの出る長さと重さを残す。
そうすれば、自然なショートにぐっと近づけることができます。
縮毛矯正は、くせや広がりを抑えるのに、とても有効な技術です。
ただ、ショートにする場合は、まっすぐになりすぎた髪が、逆に扱いづらくなることもある。
ショートに必要なのは、ただ真っ直ぐな髪ではありません。
- 後頭部の丸み。
- 襟足の収まり。
- 顔まわりの柔らかさ。
- 毛先が自然に内側へ入る、しなやかさ。
このバランスがあってはじめて、ショートは自然に見えるんです。
CISEIでは、縮毛矯正を「ただくせを伸ばす施術」とは考えていません。
乾かしたときに自然に収まり柔らかく、頭の形がきれいに見えること。
このあたりを大切にしながら、施術しています。
ショート×縮毛矯正なら【CISEI大宮】
ショートにしたいけど、どの美容室でも止められてきた。
縮毛矯正をしているから、毛先がツンツンしそうで怖い。
ハチ周りにボリュームが出るから、頭が大きく見えそう。
そもそも、自分の髪で本当にショートにできるのかわからない。
——そんな方は、まず一度ご相談ください。
CISEIでは、縮毛矯正・髪質改善・ショートスタイルにお悩みの方へ、
自然な丸みと扱いやすさを大切にしたご提案をしています。
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